東日本大震災後、バンタンデザイン研究所の学生有志とスタッフは、何か現地でボランティア活動ができないかと話し合いを重ねてきました。ボランティアの形は様々なものがありますが、学生たちがスクールで学ぶ、「デザイン」をキーワードに何かできないかと考え、企画を立案。現地での視察を経て、8月27日、28日の2日間、学生とスタッフ19名で宮城県石巻市にある仮設住宅と現地ボランティア団体の方の施設を訪問し、ワークショップを実施しました。
被災地の現状を見たうえで、仮設住宅に向かいます。
ファッション学部の学生は、玉ねぎ、マリーゴールドなどの天然染料を使ったオリジナルTシャツ作りのワークショップを行いました。ビー玉や輪ゴムなどを活用し、参加した方は、思い思いの模様で自分だけのTシャツを制作していました。
ヘアメイク学部の学生は、ヘアメイクを行ない、その場で記念撮影。映像デザイン学部の学生は人気映画の鑑賞会を実施し、要望に応じた映画の上映会を行うことで、年配の方から子供たちにも楽しんでいただきました。
この活動が少しでも、住民の方同士の交流、そこから発展したコミュニティ作りのきっかけになればと思っています。
今回のデザインボランティアを通じ、学生もスタッフも、笑顔で迎えてくれた石巻の皆さんから、かけがえのないものを頂きました。
今回ワークショップを行う上でお世話になった現地の皆さん、また参加いただいた石巻の皆さん、本当にありがとうございました!