10月12日(火)~14日(木)に開催された、社団法人日本洋菓子協会連合会、社団法人東京都洋菓子協会の主催「2010ジャパン・ケーキショー東京」におきまして、レコールバンタン講師の櫻井 正さんがチョコレート工芸菓子部門にてみごと「銀賞」を受賞しました。
今回の「2010ジャパン・ケーキショー東京」には、国内外のパティスリーやホテルなどからの約2600点の作品が出品されました。まさに日本最大の製菓業界を代表するビック・イベントでの受賞となりました。
【受賞した櫻井講師にお話をうかがいました】
ステンドグラスのような彩色をした部分は、江戸時代の版画の技法からヒントを得て、1色ずつ版画のように柄を重ねて作りました。これは今回の作品のために新たに開発した技術で、審査員の方々からも注目を集めることが出来ました。
私自身もバンタンの卒業生で、ジャパンケーキショーで受賞されるバンタン講師の方々の存在は在学中から大きな憧れでしたし、いつか自分も...と思っていました。
"師匠"であるバンタンの鍋田講師には、今回の出品にあたり、どうしたらもっと美しくなるか、表現できるかなど、非常に多くのことを教えて頂くことが出来、大変感謝しています。
例えば、作品のフォルムが作るS字の曲線、自然と宙に浮いているように見えるような重力の表現、生け花の手法にも通じる「パーツの先に見せる空間」の表現など...、やはり日本代表として世界パティスリーで優勝された鍋田講師はすごい!と、あらためて感じました。
また今回、私がジャパンケーキショーに出品し受賞することで、在校生や卒業生たちにも大変喜んでもらうことが出来ました。私自身が在学中にそうであったように、教わっている講師がこのような大きな大会で評価を得ることで、学生たち卒業生たちにとって誇りや勇気になることが出来ればと思います。そしていつか、彼ら・彼女らも大きく活躍してくれたら一層嬉しいです。コンペへの出品は決して自分のためだけに行なったものではないと思いますし、それを支えてくれた講師、スタッフ、学生はじめ多くの方々に、あらためて感謝したいと思います。
間もなくお子様が誕生されることもあり、「守る」をテーマに馬に乗った騎士のモチーフで作品を作られたという櫻井講師。
これからもますますのご活躍を期待しています!
【関連サイト】
レコールバンタン http://www.lecole.jp/
社団法人日本洋菓子協会連合会 http://www.gateaux.or.jp/