Vantan Student Final 2013 〜学生メイキング〜
イベント当日に向け、学生や企画、作品をピックアップし紹介する今回の企画。
六回目となる今回は、バンタンデザイン研究所スタイリスト学科による『スタイリングショー』を紹介します。
【参加学生】
バンタンデザイン研究所 スタイリスト研究科
佐藤里奈(サトウリナ)さん
スタイリングショーは、
スタイリスト学科2年制 3年制それぞれの卒業学年の学生達が、
クラスごとにこれまでの経験・技術を最大限に活かしたオリジナリティの高い作品をショー形式で発表します。
毎年、企画・演出・進行の全てを学生自身が手掛け、
会場全体を包み込む圧巻のステージが展開されるスタイリングショーですが、
今年はどのようなステージが繰り広げられるのでしょうか。
佐藤さんは今回、
スタイリストとしての出展はもちろん、
スタイリスト研究科で行うショーのディレクターも務めています!
・作品紹介
?新しいフィルタを通し、見る人が感動するスタイリングショーに?
私達が所属しているスタイリスト研究科は、
バンタンデザイン研究所で初めての3年制クラスのスタイリスト学科です。
それもあって、これまで毎年行ってきたショーとは異なるショーを行いたいと考えています。
まず、ショーを見た人達を感動させることで、
私達が卒業までの3年間で"ここまでやってきた"ということを伝えたいという
共通の想いからミーティングが始まりました。
そこから、個々のスタイリングを見せるだけでなく、
スタイリストの仕事が目で見てわかるショーにしよう!
という話で、ミーティングは盛り上がりました!
個性は出したい。
その想いは外したくないので、スタイリングは一人一人がそれぞれ提案します。
ショー全体のテーマは「アニマル」に決めました。
それだけで、動物をイメージした個性のあるスタイリングが組めると思います。
ただ、ミーティングの中でさらに面白く、もっとワクワク感を演出したい!という会話の中から、
思い切って"はじめに出てきたスタイリングを別の人がもう一度スタイリングしてショーの中で組み替えよう!"というアイデアが生まれました。
それは、ベースは同じアイテムを使いつつ、
全く異なるイメージのスタイリングにチャレンジしようというものです。
もともと、私達のクラスは造形物があまりなく、
リアルクローズを活かしたスタイリングを好む人が多い傾向があります。
そのため、普通にショーをやるだけでは、どうしても印象が残りにくいというか、
ありきたりなものになってしまう可能性がありました。
今回のスタイリングショーは、
そのようなクラスメイトが揃っていたからこそ生まれたアイデアなのだと思っています!
あまり言ってしまうとネタバレになってしまうので、ぜひショーに来ていただいて実際に見て欲しいですね(笑)。
いざ進めていくと、二重に新しい発見があるので楽しいですが、
新しい分、意見がまとまらなくてバトルが始まることもよくあります(笑)。
かなり冒険していて実験的な意味合いも強いショーなので、
最終的にどう転ぶのか、正直なところ私にも分かりません。
ただ、ショーの展開は、エンターテインメント性のあるものにしたいとものすごい勢いで考えているので、楽しみにして欲しいです!
自分の作品も考えつつ、ショー全体のことをイメージして、ディレクションするのは大変。
洋服を借りたり買ったり、渋谷や原宿の寒空の下、モデルのハントで一日何時間もかけたり...。
スケジュールは、逆算して立てたつもりですけど、
ショーの合間にスタイリングを組み替えるってことは体数も自ずと増えますし、実はすこし押し気味です。
ここからまた流れがひっくり返る可能性もありますし・・・できればそれは避けたいですが(笑)。
私達は、何か壮大なメッセージを伝えるというよりも、
とにかく人を感動させたい、そのために格好いいものを作りたいという気持ちがとても強いです。
見た人たちの心にじんわりくるような温かいショーにしたいです。
もともと個性のあるスタイリングに、新しいフィルタをかけたらどうなるだろう、
新たな個性が合わさることでどういう化学反応が起こるだろう、
というところを期待してもらえればと思います!
きっと最後までバタバタだと思うけど、絶対感動させるショーを作り上げます!
是非、見にきてください!
『スタイリングショー』を見るには・・・
2月23日(土) 15:00〜(OPEN 14:30〜)、2月24日(日)14:00〜(OPEN 13:30〜)
恵比寿ガーデンプレイス ガーデンホール。
※23日(土)はスタイリスト研究科、24日(日)はスタイリスト本科によるショーとなり、内容は異なります。
要チェック!
Vantan Student Final 2013 特設web site :
http://www.vantan.jp/studentfinal2013/