[Pick Up!!] Vol.4
Vantan Student Final 2013 〜学生メイキング〜
イベント当日に向け、学生や企画、作品ををピックアップし紹介する今回の企画。
四回目となる今回は、バンタンデザイン研究所映画・映像学部 映画・映像本科の、鈴木孝之さんが手掛ける、『中編映画』を紹介します。
【参加学生】
バンタンデザイン研究所 映画・映像学部 映画・映像本科
・鈴木孝之(スズキタカユキ)さん
鈴木さんは、今回、30〜40分にわたる『中編映画』の脚本・監督を行っています。
・作品紹介
ーお客さんの"脳"をちょこっと揺らしたいー
僕は今回、「ceremony(セレモニー)」というタイトルの映画を制作しています。
一人の男性が、現実"表"と妄想"裏"の世界の中を行き来する、サスペンス映画です。
11月半ばに企画がスタートし、脚本、クルーの調整、役者のキャスティング、ロケハン等様々な準備に入り、1月19日(土)にクランクイン、先日2月3日(日)にようやくクランクアップしました。
納品は2月20日(水)ですので、ここから全速力で編集をしていきます!
僕は、大学を卒業して一年間、一般企業で会社員として働いていました。
このまま一生〜というのは絶対嫌だ!と思い、もう一度自分のやりたいことを見つめなおした時に浮かんだのが"映画"でした。
振り返ると、小学6年生の時に初めて観たスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」は、"映画って本当にすごいなぁ"と感じて以来何度も繰り返し観た作品ですし、
北野武監督(特に初期)の作品は、言葉では上手く伝えられませんが、"映画でしか伝えられないものを表現している"と感じた作品で、
それを思い出した時、「自分は映画に関わる仕事に就きたい」そう決意することができました。
バンタンデザイン研究所に入学して変わったのは、"映画がより現実的なものになってきた"ということです。
非常に厳しい世界だと思いますし、
業界の方や講師の方には「捨てて行かなければいけないものも多くある」とよく言われて、"実際そうだろうな"と実感もしつつあります。
ただ、映画には他では得られない魅力があると思っています。
それは、
みんなで作り上げたという喜びや感動を分かち合うことができるということです。
映画は、一人では到底つくることはできません。僕の担当している脚本や監督以外にも、プロデューサーや音響、照明、役者、ロケーション先・・・etc
チームとして、"マンパワー"を集結させないと完成にたどり着かせることはできません。
今回の制作の際も、同じ科の仲間だけでなく、サウンドクリエイターや、メイクアップアーティストの各学科の皆さんにも協力してもらっています。
それだけ多くの人が関わって、ようやくひとつの作品ができる。
これは、他では味わうことができない魅力なのではないでしょうか。
作品は、現代社会にある当たり前の価値観を、ちょこっと揺らせるような、そんな軽めの刺激を提案できるような想いを込めて制作していますが、
映画は第一に「面白いこと」が前提であるとも思っていますので、まずは観た方が純粋に楽しんで欲しいです。
スケジュールはギリギリですが、絶対間に合わせます。
是非、観に来て下さい!
『中編映画』を見るには・・・
2月24日(日)
恵比寿ガーデンプレイス ガーデンルーム シアタースペース
要チェック!
Vantan Student Final 2013 特設web site :
http://www.vantan.jp/studentfinal2013/