現役クリエイターによる実践的な授業を展開し、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとする株式会社バンタンは、2025年3月5日（水）に、東京校の6スクール合同の令和6年度卒業式を開催しました。祝辞では、リオデジャネイロオリンピック女子レスリング金メダリストの登坂絵莉氏を特別ゲストとしてお迎えし、東京校の卒業メンバー約1,300名に向けて、「徹底した準備と挑戦が、自分の価値を確立する」というメッセージを贈りました。


■登坂絵莉氏 祝辞　※一部抜粋

人は追い込まれている中で、急に頑張ろうとしても、いつも以上の力を発揮することはできません。追い込まれた時に出せるもの、それは日々積み重ねてきた“いつも通り”だけです。だからこそ、どんな環境にあっても、本番で最高の自分を出せるよう準備をしてほしいです。

また、どれだけ真面目に向き合っても、うまくいかない時や行き詰まる時があります。その時、どうしても良かった時の自分に戻りたくなりますが、それではだめです。周りは常に前に向かって進化しています。自分自身も時代や状況に合わせてアップデートし常に成長し続けることが重要です。

最後に伝えたいことは、「誤魔化しのきかない自分を作る」ということです。AIを使えば、なんとなく仕事ができたり、なんとなく形になったりすることがあります。しかし、なんとなく仕事をしているだけでは本当に必要とされる人にはなれません。どれだけ技術が発展しても、最終的に問われるのは「自分に何ができるのか」です。

徹底した準備をし、質を高め、良い時も悪い時も変化を恐れずに挑戦し続けること。それが、AI時代において自分の価値を確立し、強く生きる力になると思います。

＜登坂絵莉氏　プロフィール＞
1993年8月生まれ、富山県出身。小学3年生の時、経験者の父の影響でレスリングを始める。2009年、至学館高校に進学し、吉田沙保里氏をはじめとする多くの金メダリストを指導した、栄和人監督のもとで競技に打ち込む。
2012年〜15年、全日本選手権4連覇、2013年〜15年世界選手権3連覇を達成。2016年、リオデジャネイロオリンピックでは、残り13秒から大逆転勝利し、女子レスリング48kg級金メダリストを獲得。日本レスリングチームで金メダル第1号となった。
2020年、総合格闘家の倉本一真氏と結婚。翌年男児を出産し一児の母となる。2022年に現役を引退し、現在はレスリングの普及活動のため、メディアやイベント出演、講演活動に積極的に励み、女性アスリートのセカンドキャリアの選択肢を広げるべく、様々な新しい活動に積極的に挑戦している。
2023年には、子どもたちがスポーツを通して新たな繋がり・交流・笑顔を生み出すことを目的とする「一般社団法人スマイルコンパス」を設立し、代表理事に就任。

■「令和6年度　バンタン卒業式」 東京校　開催概要
日程：2025年3月5日（水）
参加スクール：バンタンデザイン研究所、バンタンゲームアカデミー、レコールバンタン、ヴィーナスアカデミー、　　　　　　　 　　　　　　　　　 KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、 バンタンクリエイターアカデミー
プログラム：開式の辞／バンタン祝辞／講師祝辞／卒業証書授与／皆勤賞授与／在校生代表 送辞／
　　　　　　特別ゲスト（登坂絵莉氏）登壇／卒業生代表 答辞／メモリアル映像／閉式の辞
卒業式映像URL：https://www.youtube.com/live/8qSAUPDFIqk?feature=shared

■VANTAN（バンタン）　http://www.vantan.jp/
1965年創立。「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとし、現役で活躍しているクリエイター講師による授業をはじめ、長期の有償インターンシップ、企業とのコラボレーションといった「実践教育」を通して即戦力となる人材を育成している（東京・大阪・名古屋・福岡・札幌）。ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、ゲーム、eスポーツ、アニメ、パティシエ、調理、プログラミング、エンターテインメント領域のクリエイター、インフルエンサーなどの分野で全日制の専門スクール・高等部※１・社会人向けのキャリアカレッジ・大学部※２を展開。これまでに21万人以上の卒業生を輩出している。

※1：通信制高校 学校法人角川ドワンゴ学園 S高等学校との連携により、高校卒業資格を取得
※2：連携している通信制大学にて大卒資格を取得