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メディア掲載情報

【メディア掲載】キャリアスクールOB 「アンリアレイジ」がWWDに特集!

2006.11.24VANTAN

第2の「アンダーカバー」になれるか?「アンリアレイジ」5,000パーツのデカダンス

東京から期待の新人デザイナーが登場した。26歳の森永邦彦だ。写真は11月6日に行われた「アンリアレイジ」のコレクション。「5,000」という数字は、文字通り、写真のスーツに使われたボタンやパール、クリスタルの数だ。このスーツは、コレクションの準備と同時進行で制作され、ショー前日に完成したという。3ヶ月をかけて手縫いでパーツを飾る作業は、「祈りに近い感覚でした」と本人。「服から強さを感じてもらえればいいんですが」と、あくまでもインディペンデントという姿勢を崩さない。 昨年11月、東京タワーでの「アンリアレイジ」のデビューは強烈なインパクトを放った。その手作りのダークなファンタジーは「違和感」と「予感」をはらんでいた。新たな展開を狙った2シーズン目は、ミニマルだがじっくりと計算された服で勝負に出た。「違和感」は薄れ、「予感」はますます大きくなった。そして、今回。「予感」は確実に「期待」に変わった。 本格的なデビューから3シーズン目の今回は、初心に帰り、「自分の手」を信じて服を作った。真っ白なTシャツの端切れをパッチワークして作ったスーツは樹脂加工後洗いをかけてラフな風合いを遊び、ふぞろいな花柄の小さな端切れは、丹念にパッチワークすることで可憐な花畑を演出するファブリックに変身する。執念にも似たこの手作業が服に「強さ」を埋め込む。ダークなファンタジーが、デカダンスをたたえたロマンティックなスタイルに進化したシーズンだ。

※WWD11月20日号より引用