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産業技術総合研究所/ニコニコ学会β/メディアアーティスト  江渡 浩一郎氏

1280.jpg-ニコニコ学会βの立上げ-
きっかけは東日本大震災でした。ネット上には科学や科学者を否定する言葉に溢れ、何が真実なのかがまったくわからない大混乱状態となっていました。そのような状況で、科学者からの発信として、科学の信頼を取り戻すための活動をしたい。それが発端となりました。
そして、できるだけ多くの人を巻き込むことを心がけながら、単に人を増やすということではなく、多くの人が自分の取り組みと思ってもらえるように環境を整備する黒子としての取り組みに力を注ぎました。

-産総研での「利用者参画によるサービスの構築・運用」 テーマにした研究-
現在、産総研では「利用者参画によるサービスの構築・運用」を テーマにした研究をしています。利用者参画によるサービスというのは、簡単に言えばWikipediaのようなものですね。ユーザーの参加によってあのように巨大な百科事典が生まれたことは、いまでも大きな驚きだと思います。その成功を受けて、多くの事業者が同じようなサービスを提供したいと試みましたが、そのほとんどは失敗しました。なぜWikipediaだけがあのように巨大な成功となったのか。同じような成功事例を生み出すにはどうしたらいいか。それが私の研究の出発点にあります。

-バンタンの学生の印象-1281.jpg
2015年に、バンタンゲームアカデミー高等部の学生が産総研を訪問し、私がメディアアートに関する講義を行いました。学生が、とても真面目で、ちゃんと手を動かして作っていることが伺える、中身のある質問をされていたのが印象的でした。それをきっかけとしてバンタンと関わるようになり、バンタン卒業修了制作展 『VANTAN STUDENT FINAL 2017』で審査員を務めました。その際の各学生の作品からも、こつこつと作ってきたことが伝わりました。グランプリとなった「東京」という作品は、一コマ一コマにメッセージがあり、作者のストーリーを作る能力の高さが伺えました。また、私が審査したのはデザイン部門ですが、卒業修了制作展がファッション、デザート、ゲームなど幅広い領域にまたがっているのが印象的でした。

-バンタンの学生へ-
私自身、歴史を学ぶ事を常に大切にしています。どんなものにも理由があって存在している。それを知ることで、普段見ている風景が、ぐっと深みのあるものに見えてきます。
バンタンの学生の皆さんも、ジャンルを限定せずに、貪欲に知識を吸収してほしいと思います。

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