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Students Interview

レコールバンタン高等部 齋藤菜月さん
2015.11.20

[Students Interview]

齋藤 菜月(サイトウ ナツキ)

レコールバンタン高等部 パティシエ専攻2年

Vantan(バンタン)_齋藤菜月1_hp.jpg

小学生の頃からお菓子作りは好きだったけど、

仕事にしたいとまでは考えていませんでした。

小学校6年の時に東日本大震災があって、

福島出身だった私たち家族は、

避難のため地元を離れなければならなくなりました。

避難所にいた時は、私より小さな子どもたちを

笑顔にしてあげたいという気持ちが自然と生まれてきたし、

その後の移住先でも、

色んな人を助けたいという想いが強くなりました。

そこで思い出したのが、お菓子作りが好きだったということ。

"食"って人が笑顔になるシーンが多いですよね。

辛いことがあっても、

「ここのお店のケーキを食べたら元気になった」とか言ってもらえる

人の支えになるようなケーキを作りたいと思ったのが、

パティシエを目指すようになったきっかけです。

それ以来、パティシエになりたいという夢は描いていたけれど、

実は上京することを母親にずっと反対されていたんです。

きっと、家族が離れてしまうことに不安があったのだと思います。

それでも、私の意思は変わらなかったし、

父親もレコールバンタン高等部の学校説明会に一緒に来てくれたので、

最終的には、そんなにいうなら頑張ってきなさいと送り出してくれました。

Vantan(バンタン)_齋藤菜月2_hp.jpg

最近の出来事で、一番印象に残っているのは、

9月に「貝印スイーツ甲子園」という

高校生パティシエ日本一を決めるコンテストに参加したことですね。

作品タイトルは、『patrie~故郷の味~』です。

"パトリ"と読むのですが、フランス語で"故郷"という意味です。

テーマが「わたしの街の新名物」だったので、

味は生まれ育った場所、

デザインはいま住んでいる場所をイメージしました。

私は福島出身なので、メインに桃を使うことにしました。

桃のムースと赤桃のジュレ、

土台には浅草名物の雷おこしを使用していて、

コシヒカリを使った玄米茶でクレーム(クリーム)を入れました。

頑張ったのは、甘さと酸味、香ばしさのバランスが

うまく取れるようにすることでしたね。

桃とおこしと玄米茶って合わなそうですけど、

意外と相性が良かったです(笑)。

今回、3人チームで初めて製作を進めたのですが、

いつも一緒にいるメンバーではないし

3人とも自分の意見をはっきり言うタイプだったので、

自分たちはそんなことなかったんですけど、

周りから「喧嘩してない?大丈夫?」って心配されたりもしましたね(笑)。

Vantan(バンタン)_齋藤菜月3_hp.jpg

コンテストに出場すること自体はじめてだったのですが、

去年先輩たちが出場した決勝大会を観ていたので、その時から

「来年は私たちが出てグランプリをとりたい!」と思っていました。

クラス全体がやる気に満ちた雰囲気だったので、

予選を通過したと聞いた時はすごく嬉しかったです。

予選大会は、テレビカメラが入っていたり、

作業中に話しかけられたりして

いつもと違う環境の中での製作だったので、

すごいガチガチに緊張してしまって、冷や汗ものでした。

私は桜の花を作っていたのですが、

エアコンの風が直撃してしまって

飴が引けないというハプニングもありました。

すごい焦ってしまったけど、最後の飾りにとりかかった時は、

その緊張感も楽しめるくらいになっていましたね。

結果、どのチームよりも早く一番で完成することが出来ました。

その時は、一気に緊張感が溶けて安心して泣いちゃいました(照)。

Vantan(バンタン)_齋藤菜月4_hp.jpg

決勝大会は、

「ここまで来たら、とにかくやるしかない」という気持ちで挑みました。

今回、私たちは結果を出せなかったんですけど、

それは自分たちの実力と経験不足だと思うので、

もっと貪欲に勉強していきたいと思いました。

今回、スイーツ甲子園の出場を通して、

飴細工に興味をもつようになったので、

飴細工のピエスモンテなども作れるようになって、

今後はコンテストにもたくさんチャレンジしていきたいです。

最終目標は、自分のお店を出すことです。

やっぱり、自分が生まれ育った街が元に戻ることを願っているので、

そこでお店を開くことで、少しでも復興に役立てたらと思いますね。

それまでにいろんな経験を積みたいと思います!


Vantan(バンタン)
http://www.vantan.jp/school/

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