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Students Interview

バンタンデザイン研究所 原まり奈さん、鈴木優さん
2014.12.26

[Students Interview]
原 まり奈(ハラ マリナ)/鈴木 優(スズキ ユウ)
バンタンデザイン研究所 X-SEED
《NYコレクション参加決定!》
-二人にしか作れないブランド-
先日開催された「Asia Fashion Collection」の審査で、
見事2015年2月のNY コレクションへの出場権を獲得した原さんと鈴木さんにお話を聞きました。
※向かって左から原さん、鈴木さん
IMG_8122_1s.jpg
原) 最後の審査の結果が発表された時は、「あ、行くんだぁ」と思ったくらいで、
協力してくれた人たちに報告しなきゃという義務感が先にきて、
嬉しいという感情よりも、「これからまた大変になるなぁ」という思いが強かったです。
鈴) 私たちは、1次審査も2次審査もギリギリのところで残ってきたので、
東京ステージの表彰式で「最後は2ブランドが並びました」と言われた時も、
「これはもしかしてギリギリひっかかったのかも・・・」と期待してしまいました。
そしたら実際に私たちが呼ばれたのですごく驚きましたね。
東京ステージ表彰式s.jpg
原) 『old honey(オールドハニー)』は、
「甘さが苦さに変わる瞬間の儚さを纏う」をコンセプトにしたレディースブランドです。
ハチミツは半永久的に腐らないもので、時間が経つにつれて甘さに渋みが加わって変化していきます。
ずっと大事にできて、時間が経って変化しながらも好きであり続けられるブランドでありたいという思いが込められています。
女性の持つコンプレックスを隠しながらも、手首や足首といった細い、女性的な部分は出せるような、
どんな体型の女性が着ても様になってモチベーションを上げられるような、
そんな、女性が綺麗に見える服づくりを目指しています。
原・鈴木_oldhoney_s.jpg
原) シルエットは、実は私たちそれぞれの好みが分かれてしまう部分ではあるのですが、
私は女性らしいラインが出るようなシルエットにしたいと思っているので、今は少し私の意見に寄せちゃっているかもしれないです。
鈴) シルエットに関してはそうですね。
ただ私は形を考えていくことが好きですし、原に「こっちのほうがいいよ」と言われるものは自分の中にない形なので、逆にそれを吸収したいとも考えています。
あと形でいうと、周りの人たちからは、「コラージュ感」というようなことを言われますね。
素材の切り替えや素材をミックスさせる手法は、おそらく服の仕様を理解されている普通のデザイナーさんはやらないようなやり方で行なっています。
それは、私たちがスタイリスト学科の出身で、服作りの基本を知らないからこそ、逆に新しいものとしてできているのかなという感覚です。
東京ステージルックs.jpg
原) Asia Fashion Collectionは、ブックの制作が大変でしたね。
それこそスタイリスト学科の出身なので、元々自分の頭の中にあるイメージを文字やビジュアルで表現するということに慣れていなくて・・・。
鈴) 何より2人で一つのイメージを作るっていうのが難しかったです。
最初2人別々で作業していたら、全然違うブックができてきちゃって・・・
いい意味で、お互いのイメージのズレを知れたのは大きかったですね。
原) 万人受けするものが好きな私と、尖ったものが好きな相方、
服をつくる際、その針がどっちに振れるかで全然違うものができあがるんです。
私は、自分の型に決めつけないように相手を受けいれて、変化を楽しむようにしています。
鈴) 私の場合、自分一人だと、トゲのあるような服しか作らないんですけど、
原がいてくれると、そういうトゲをリアルに落としこんでくれて、「あ、こうやるといいんだ」という新しい発見ができるのがとても楽しくて、いつも勉強させてもらっているっていう感じです。
原) そのあたりは、一人でやられているデザイナーにはない視点で、それでいて私たち二人じゃないとできないバランスなのかなと思いますね。
IMG_8058s.jpg
鈴) 一人じゃないと言えば、ジャガードの生地カットの時にもそれを強く感じましたね。
柄の部分で、裏地の加工のために、工場から上がってきた素材を自分でカットしなければいけなかったんですが、ただカットするだけだと思っていたら、全く想像と違ってすごく大変な思いをしました。
原) 一日で終わるスケジュールを組んでいたのが、3日徹夜になったんだよね?
まあ、この作業は相方がほとんどやってくれたんですけど(笑)。
鈴) でも私がその作業をしている時に、原は別のことを進めてくれたので、これも二人でやっているからこそ乗り越えられたのかなって思います。
原) そういうこともあって、このジャガードで表現した柄も、このコレクションの中で大きなポイントです。
ジャガードs.jpg
鈴) NYコレクションは新しい挑戦者を待っているみたいな、
多少尖ったことをやっても、「それクールだね」って認めてくれるイメージがあります。
原) 私はあんまりイメージないんですよね。
服を作る機会があって、それがたまたまNYコレクションっていうだけ。
もちろん今回も、毎回の服作りに対する不安とかワクワク感とかはあるんですけどね。
鈴) NYでは、ショーをできる限り多くの人に見てもらいたいと思っています。
その上で、ショーを見た後も尾を引くというか、見た人の心に傷が残るというか、
できる限り見た人の印象に強く残るような服づくりをしたいです。
原) そのためにも、ブランドコンセプトに忠実でありたいですね。
実は前回のコレクションも、自分が想像する「儚さ」に到達していないんです。
今回こそは到達したいですね。
そのためには素材が一番重要だと感じています。
素材の性質で服の見え方が全然違うので、そこに重点をおいていきたいと思います。
何はともあれ、現時点でスケジュールから遅れているので、とにかく全力で頑張ります!
IMG_8088_1s.jpg
Vantan(バンタン)

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